経済用語:赤字国債(あかじこくさい)

歳入が不足する際に発行される国債。
(補足)
財政法によって原則的に国債の発行は禁止されているが、公共事業にあてる「建設国債」は例外的に発行が認められている。これは実際に道路や橋などを建設することで、そういう資産がきちんと残るためである(無駄がないとは言えないが…)。

一方の赤字国債は、歳出(支出)に対する税収の不足分を確保するためのもの。いわば「給料だけだと足りないから金を借りる」みたいなことで、本来は先に歳出を抑制すべきなところ。
赤字国債を認めるとズルズルといってしまうため、あくまでも特例的に発行される国債(特例国債。国会でその都度法律を通す)であるが、事実上、毎年『特例的に』発行されている。

日本の赤字国債の総額は増加傾向にあり、国際的にも(かなり)多い水準で、心配する声も多い。一方で、主に国内の人たちが多く買っているため(国際的には他国の人が買うことも多い)、万が一返済できなくなっても他国に迷惑をかけるわけではないから構わない(実際には大混乱は生じるだろうが、一応、実質的に増税と同じようなことになる)、という考え方もある。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

当サイト及びアプリは、上記の企業様のご協力、及び、広告収入により、無料で提供されています