中1理科:地震のしくみ

<ポイント>
・地球を覆う十数枚のプレートは少しずつ動いている
・プレートが動くことで、地下の岩石に大きな力がかかって破壊される
・岩石が破壊された振動が地表面に伝わり、地震となる
地震が起こる主な原因は、プレートが動くことによって、地下の岩石にひずみができてしまうことです。
そのひずみが大きくなり、耐え切れなくなった岩石は破壊されます。
その破壊の振動が地表にまで伝わったものが地震です。

また、プレートの境界面で起こる地震も同様の仕組みです。
海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込むとき、大陸プレートを巻き込みながら沈みます。
このとき、大陸プレートにひずみができて、耐え切れなくなったときにプレートの反発(元に戻ろうとする動き)が起こります。
反発が起こったときに、地震となって伝わるという仕組みです。

プレートの境界面で起こる地震の方が規模が大きく、海底で起こるため津波が起きることもあります。

<補足>
地震が起こる原因は「岩石やプレートにできたひずみ」ですが、「いつ地震が起こるのか」の予測は難しいです。
そのため、発生した地震の被害を最小限にとどめることができるように「緊急地震速報」が運用されています。

緊急地震速報は、「P波とS波の速さの差を利用」しています。
速く到達するが揺れの小さなP波をとらえた地震計が分析し、各地での大きな揺れを伴うS波の到達時刻や震度を予測します。その情報をすばやく人々に伝え、少しでも安全を確保できるようにしているのです。
しかし、震源から近い地域には速報が間に合わない場合もあります。

<まとめ>
・地球を覆う十数枚のプレートは少しずつ動いている
・プレートが動くことで、地下の岩石に大きな力がかかって破壊される
・岩石が破壊された振動が地表面に伝わり、地震となる

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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