中1理科:力のはたらきと分類

<ポイント>
・力は「物体と物体の間に」はたらく
・「力のはたらき」は3つに分類される
・力には重力・弾性力・摩擦力など、さまざまな種類がある
ひとことに「力」といっても、さまざまな種類の力があって、そのはたらき方も力によって異なります。
すべての力について完全に覚える必要はありませんが、代表的なものは知っておきましょう。

(1)力は「物体と物体の間に」はたらく
「何もないところに力がはたらく」ことはありません。
必ず、「物体と物体の間に」力ははたらきます。

その2つの物体は「力を加える物体」と「力を受ける物体」という関係になっています。

たとえば、手にカバンを持っているとき、
「手はカバンを支えるために力を加えて」いて、「カバンは手から力を受けている」状態です。
(同時に、カバンも手を引くように力を加えて、手はカバンから引く力を受けている)

このように、「加える・加えられる」の関係が常に成り立っています。

(2)力のはたらきの分類
物体を変形させるはたらき(ばねを伸ばす・紙を折る など)
運動の様子を変化させるはたらき(バットでボールを打つと、ボールの進行方向が変わる など)
物体を支えるはたらき(手に荷物を持っている など)

(3)さまざまな力の種類
① 重力
地球上のすべての物体を、地球が(地球の)中心に向かって引く
(「地面からはなれている物体」にも、重力ははたらいているため、支えないとすべての物体は地面に落ちていく)

② 弾性力
外から力を受けて変形した物体が、元の状態まで戻ろうとする
(例:ばねや輪ゴムを伸ばすと、元の状態に戻ろうとする)

③ 摩擦力
2つの物体が触れ合っている状態で、それらの面に沿って動くのをさまたげようとする
(例:消しゴムを机の上において指ではじくと、初めは動くが止まってしまう)

<補足>
上記のもの以外にも、力の種類はあります。

・磁力(磁石の力)
物体どうしが離れていても、はたらく力。
同じ極どうし(NとN / SとS)を近づけると反発しあい、異なる極どうし(NとS)を近づけると引き合う。

・静電気力
物体どうしが離れていても、はたらく力。
同じ極どうし(+と+ / −と−)を近づけると反発しあい、異なる極どうし(+と−)を近づけると引き合う。

<まとめ>
・力は「物体と物体の間に」はたらく
・「力のはたらき」は3つに分類される
・力には重力・弾性力・摩擦力など、さまざまな種類がある

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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