中1理科:堆積岩

<ポイント>
・地層が長い期間をかけて、押し固められてできた岩石を堆積岩という
・堆積岩をつくる粒は丸みを帯びている
・「どのように堆積したのか」によって、さらに分類されている
(1)堆積岩
地層が長い期間をかけて、押し固められてできた岩石を堆積岩といいます。
川の水によって運ばれた粒が多いため、丸みを帯びた粒からできていることが多い。
(川の水に運ばれている間に、角が取れていくため)
運ばれて堆積しているため、粒の大きさが揃っていることが多いのも特徴です。
(粒の大きさによって、同じような場所に堆積していくため)

また、火山岩には見られない「化石」を含んでいることもあります。

(2)堆積岩の種類
堆積岩は「でき方」「粒の大きさ」「成分」での分類の仕方があります。

① 川の水のはたらきによってできた堆積岩
「 粒の大きさ」での分類となります。
れき岩 : 粒の大きさが 2 mm 以上のもの
砂岩  : 粒の大きさが 0.06 〜 2 mm のもの
泥岩  : 粒の大きさが 0.06 mm 以下のもの

②生物のからだなどからできた堆積岩
石灰岩  : 生物の遺骸などが堆積したもので、炭酸カルシウムが含まれているもの
チャート : 生物の遺骸などが堆積したもので、二酸化ケイ素が含まれているもの(とても固い)

③火山噴出物からできた堆積岩
凝灰岩  : 火山灰や軽石などの火山噴出物が堆積したもの(角ばっているものが多い)

<補足>
堆積岩には、化石が含まれることがあります。
しかし、火成岩に化石が含まれることはありません。
その理由は「火成岩のでき方」にあって、火成岩はマグマや溶岩が冷え固まったものなので、仮に生物の死がいなどが入り込んでも、高温のため溶けてしまうからです。
<まとめ>
・地層が長い期間をかけて、押し固められてできた岩石を堆積岩という
・堆積岩をつくる粒は丸みを帯びている
・「どのように堆積したのか」によって、さらに分類されている

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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