中1理科:断層・地層の変化

<ポイント>
・地層に大きな力が加わって、「地層が切れてずれてしまっているもの」を断層という
・断層には3つの種類がある(正断層・逆断層・横ずれ断層)
・地層が切れずに押し曲げられたものを「しゅう曲」という
大地の変動などで地層に大きな力が加わって、「地層が切れてずれてしまっているもの」を断層といいます。
そのずれ方に違いがあるため、それぞれのずれ方に名前がついています。

(1)正断層と逆断層
地層がずれている面(断層面)より上側を上盤下側を下盤といいます。
この上盤が「すべり落ちている」か「すべり上がっている」のかで区別します。

正断層:上盤がすべり落ちている断層
正断層
逆断層:上盤がすべり上がっている断層
逆断層
(2)横ずれ断層
断層面で横(水平方向)にずれている断層を、横ずれ断層といいます。
横ずれ断層

また、地層が外からの力によってずれるのではなく、曲がってしまう現象しゅう曲といいます。

<補足>
活断層は、ずれ方によってつけられた名称ではありません。

過去にできた断層のうち、今後も活動して(ずれて)地震を起こす可能性があるものを活断層といいます。
日本列島の真下で起こる地震は、この活断層が動くことによって起こります。

<まとめ>
・地層に大きな力が加わって、「地層が切れてずれてしまっているもの」を断層という
・断層には3つの種類がある(正断層・逆断層・横ずれ断層)
・地層が切れずに押し曲げられたものを「しゅう曲」という

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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