中1理科:大地の変動

<ポイント>
・プレートどうしが押し合うことで、高い山ができることがある
・(海面に対して)相対的に土地が上がることを隆起という
・(海面に対して)相対的に土地が下がることを沈降という
プレートが長い時間をかけて、長い距離を動くと「大陸と島」や「島と島」がぶつかります。
大昔、ユーラシア大陸とインド半島は離れた場所にあったのですが、インド半島をのせたプレートが近づいてぶつかって、ヒマラヤ山脈ができたと考えられています。
「陸地どうしがぶつかって、大きく盛り上がった」ということです。
そのため、ヒマラヤ山脈の山中から、海底に存在するはずの化石が見つかったことがあります。
(山中から海底の化石が見つかったということは、(その場所は)かつては海底に位置していたということ)

(1)隆起
海面に対して、相対的に土地が上がることを隆起といいます。

隆起には2パターンあって、
・陸地そのものが上がる場合(海面の高さはそのまま)
・海面が低下する場合(陸地はそのまま)

隆起は少しずつ進むため、隆起の途中で海水に陸地がけずられると「海岸段丘」ができます。
川の水のはたらきでけずられると「河岸段丘」ができます。

(2)沈降
海面に対して、相対的に土地が下がることを沈降といいます。

沈降には2パターンあって、
・陸地そのものが下がる場合(海面の高さはそのまま)
・海面が上昇する場合(陸地はそのまま)

沈降は少しずつ進むため、隆起の途中で海水に陸地がけずられると「リアス式海岸」などの、複雑な出入りのある海岸ができます。

<補足>
プレートがぶつかり合うことで、山脈ができることがありますが、その逆の現象もあります。
それは、海溝です。盛り上がるのではなく、海底面が沈み込んでいくのです。
海溝は海洋プレートが沈み込む場所で、「狭く細長い溝のようになっている地形」です。
合わせて覚えておきましょう。
<まとめ>
・プレートどうしが押し合うことで、高い山ができることがある
・(海面に対して)相対的に土地が上がることを隆起という
・(海面に対して)相対的に土地が下がることを沈降という

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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