<ポイント>
・P波:初期微動を伝える波
・S波:主要動を伝える波
・P波到達からS波到達までの時間を初期微動継続時間という
・P波:初期微動を伝える波
・S波:主要動を伝える波
・P波到達からS波到達までの時間を初期微動継続時間という
地震の揺れには2種類あります。
はじめに、「小さく揺れる初期微動」があって、そのあと「揺れが大きくなる主要動」という順に、揺れ方が変わります。
この「初期微動を伝える波」をP波といい、後からくる「主要動を伝える波」をS波といいます。
また、「P波が到着して初期微動が始まってから、S波が到着する(主要動が始まる)までの時間」を初期微動継続時間といいます。
初期微動継続時間は、震源からの距離に比例して、長くなります。
つまり、震源からの距離が近いと初期微動継続時間は短く、距離が遠いと初期微動継続時間は長くなるということです。
<補足>
観測地点において、P波とS波の到着する時間がずれるのは、それぞれの波の進む速さが異なるためです。
P波の方が速く、S波の方が遅いため、到着時刻に差が出ます。
観測地点において、P波とS波の到着する時間がずれるのは、それぞれの波の進む速さが異なるためです。
P波の方が速く、S波の方が遅いため、到着時刻に差が出ます。
その「速さに差がある」のは、振動する方向に違いがあるためです。
(1)P波の振動方向
縦波:波の進行方向に対して、振動する方向が同じ
(地面を伝わるとき、進行方向と同方向に伸縮するため速く伝わる)
(2)S波の振動方向
横波:波の進行方向に対して、垂直に振動する
(地面を伝わるとき、進行方向と垂直に変形させながら進むため遅く伝わる)
なお、縦波と横波は高校物理で詳しく習う内容となりますので、暗記しなくても大丈夫です。
<まとめ>
・P波:初期微動を伝える波
・S波:主要動を伝える波
・P波到達からS波到達までの時間を初期微動継続時間という
・P波:初期微動を伝える波
・S波:主要動を伝える波
・P波到達からS波到達までの時間を初期微動継続時間という
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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