中1理科:火成岩

<ポイント>
マグマが冷え固まってできた岩石を火成岩という
深成岩地下の深いところでゆっくり冷え固まったもので、等粒状組織をもつ
火山岩地表付近で急に冷え固まったもので、斑状組織をもつ
火成岩とは、マグマが冷えてできた岩石のことです。
どのように冷え固まったのかにより、深成岩と火山岩に分類されます。

(1)深成岩
 マグマが地下深くでゆっくりと冷え固まったもの。
 ゆっくりと固まることで、大きな結晶ができることになります。
 このようなつくりを等粒状組織(とうりゅうじょうそしき)といいます。
等粒状組織
(2)火山岩
 マグマが地表や地表付近で急激に冷え固まったもの。
 ゆっくり固まらないので結晶が大きくならず、まばらに並びます。
 小さい結晶と結晶になれなかったガラス質の部分を石基といい、その中にある大きな結晶部分を斑晶(はんしょう)といいます。
 このようなつくりを斑状組織といいます。
斑状組織

また、どの岩石が深成岩で、どの岩石が火山岩に分類されるのかは、表にして覚えておきます。
語呂合わせで覚えましょう。
「しん・かん・せん・は・か・り・あ・げ」

成岩こう岩せん緑岩んれい岩
山岩紋岩山岩武岩

(深成岩・火山岩ともに、白っぽいものから順に並べたもの)

<補足>
溶岩や火山弾などの火山噴出物も、元はマグマなので火山岩に分類されます。
「マグマが地表に噴き出て、冷え固まったもの」なので、火山岩だと考えられるためです。
<まとめ>
マグマが冷え固まってできた岩石を火成岩という
深成岩地下の深いところでゆっくり冷え固まったもので、等粒状組織をもつ
火山岩地表付近で急に冷え固まったもので、斑状組織をもつ

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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