中1理科:マグマと噴火

<ポイント>
マグマは岩石が高温になって溶けた物質
・プレートの下に「マグマだまり」がある
・マグマの「ねばり気」によって、噴火の仕方が変わる
地下にある岩石が、高温でドロドロに溶けた状態のものマグマといいます。
厚さ数10kmのプレートの下に「マグマだまり」があり、そこにマグマが溜まった状態になっています。

マグマの「ねばり気」によって、噴火のようすが変わります。

(1)ねばり気が強いマグマ
マグマのねばり気が強い場合、激しい爆発的な噴火となります。
火山灰や火山弾などの火山噴出物を、空高く噴き上げるように噴火します。

その結果、(高く)盛り上がった形の火山となっています。

〔例〕有珠山(昭和新山)、雲仙普賢岳 など

(2)ねばり気が弱いマグマ
マグマのねばり気が弱い場合、おだやかな噴火となります。
大量がマグマが山を駆け降りてくるように噴火します。

その結果、傾斜のゆるい(平たい)火山となっています。

〔例〕マウナロア、キラウエア など

(3)ねばり気が中程度のマグマ
マグマのねばり気が中程度の場合、激しい噴火とおだやかな噴火を繰り返します。
噴火のあとは、溶岩や火山灰などが積み重なっています。

こうして、円すい形の火山となっています。

〔例〕富士山、桜島 など

<補足>
ねばり気が強いマグマの場合、マグマから火山ガスが抜けにくくなって、地下で圧力が高くなっていきます。
圧力が高まった状態で噴火するので、激しい噴火となります。
(とろっとしたカレーに火をかけると、表面まで気泡がきたときに「はぜるようになる」のと同じです)
<まとめ>
マグマは岩石が高温になって溶けた物質
・プレートの下に「マグマだまり」がある
・マグマの「ねばり気」によって、噴火の仕方が変わる

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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