中1理科:プラスチックの性質

<ポイント>
・プラスチックは有機物(炭素を含む)
電気を通しにくく腐りにくい性質がある
・熱や圧力により、加工しやすい
プラスチックは炭素を含むので、有機物に分類されます。

プラスチックには様々な種類がありますが、共通する性質として以下のものを覚えましょう。

電気を通しにくい
腐りにくい
・水溶液や薬品による変化があまりない
・熱や圧力によって加工しやすい

また、プラスチックの種類によって、性質に違いが出てきます。
すべてを覚えることは難しいので、こちらの表にあるものを覚えてみてください。

種類の名前 性質 用途
ポリエチレン
(PE)
油や薬品に強い
水に浮く
バケツ、袋 など
ポリエチレンテレフタラート
(PET)
透明で圧力に強い
水に沈む
ペットボトル など
ポリ塩化ビニル
(PVC)
熱に少し弱い
水に沈む
消しゴム、ホース など
ポリプロピレン
(PP)
熱に強い
水に浮く
レンジ対応の容器 など

(ポリプロピレンについては、参考程度に考えてください。上の3つの方がよく出ます)

<補足>
「プラスチック製品のゴミ」は、社会問題になっています。
石油を原料としてつくられているため、放置しても腐りにくく、処理が難しいためです。

この問題のひとつの解決策として、「生分解プラスチック」がつくられました。
植物などを原料につくられたもので、土の中に長い期間放置すると、「微生物によって分解される」という点が画期的で、今後広がっていくプラスチックの種類かもしれません。

<まとめ>
・プラスチックは有機物(炭素を含む)
電気を通しにくく腐りにくい性質がある
・熱や圧力により、加工しやすい

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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