中1理科:状態変化するときの温度

<ポイント>
・「固体が溶けて、液体になる温度」を融点という
・「液体が沸騰して、気体になる温度」を沸点という
・混合物を加熱する場合、融点・沸点を迎えても温度が一定にならない
物質が状態変化するときの温度には、それぞれ名前があります。

融点固体が溶けて、液体になる温度(固体→液体に状態変化するときの温度)
沸点液体が沸騰して、気体になる温度(液体→気体に状態変化するときの温度)

融点・沸点は物質ごとに決まっています。(純粋な物質の場合)
(融点・沸点は、物質の区別の手がかりになるということ)

純粋な物体を固体の状態から加熱するとき、
融点を迎えると、全体が液体に変わるまで融点の温度で保たれます
沸点を迎えたときも同様で、全体が気体に変わるまで沸点の温度で保たれます
(全体の温度上昇が一時的に止まってしまうということ)

しかし、混合物を加熱すると、物質によって融点・沸点が異なるため温度が一定にならず、(加熱し続ける限り、物質全体としては)ゆるやかに温度上昇が続きます。

<補足>
「固体が溶けて液体になること」を融解、「液体が固まり固体になること」を凝固といいます。
この「凝固するときの温度」を凝固点といいますが、当然「融点と凝固点は同じ温度」です。
なので、まとめて融点と言うことが多いです。
<まとめ>
・「固体が溶けて、液体になる温度」を融点という
・「液体が沸騰して、気体になる温度」を沸点という
・混合物を加熱する場合、融点・沸点を迎えても温度が一定にならない
 (純粋な物質の場合は、一時的に温度が一定になる)

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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