中1理科:溶解度・飽和

<ポイント>
・溶解度とは「水100gに、その物質がどれだけ溶けるのか」を表したもの
・溶解度は物質によって決まっていて、水の温度が高いほど大きくなる
・「溶解度まで溶けている水溶液」を飽和水溶液という
(1)溶解度
溶解度とは、「水100gに、その物質がどれだけ(何g)溶けるのか」を表したものです。

この溶解度は、各物質ごとに決まっていて、物質を区別する手がかりになります。
ふつう、水の温度が高くなるほど、溶けることができる物質の量が増えます。
つまり、「水の温度が高いほど、溶解度が大きくなる」ということです。

(2)飽和水溶液
「もうこれ以上はムリ!」という状態のことを飽和(状態)といいます。
この「飽和」を使った、飽和水溶液という言葉があって、これは「物質が限界量まで溶けている水溶液」という意味になります。
つまり、溶解度まで溶けている水溶液飽和水溶液というのです。

<補足>
食塩の溶解度は、水の温度によってあまり変わりません

水の温度が0℃のとき、食塩は35.7gまで溶けます。
温度を100℃まで上げたとしても、食塩は39.3gまでしか溶けません。
(他の物質であれば、数倍〜数十倍大きくなる)

したがって、溶解度を表すグラフ(溶解度曲線)において、「40gの少し下で、ほぼ直線で表されているもの」があれば、それは食塩だと考えられます。

<まとめ>
・溶解度とは「水100gに、その物質がどれだけ溶けるのか」を表したもの
・溶解度は物質によって決まっていて、水の温度が高いほど大きくなる
・「溶解度まで溶けている水溶液」を飽和水溶液という

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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