中1理科:アンモニアの性質

<ポイント>
・特有の刺激臭があり、有毒の気体
塩化アンモニウムと水酸化カルシウムを混ぜて加熱すると発生する
・水に非常によく溶けて、水溶液(アンモニア水)はアルカリ性
(1)覚えておきたいアンモニアの性質
・特有の刺激臭があり、有毒の気体
 (アンモニアの匂いをかぐときは、直接かがずに「手で仰いでかぐように」する)
・水に非常によく溶ける
 (1㎤の水に対して、アンモニアは753㎤溶ける)
・アンモニアが水とけた「アンモニア水」はアルカリ性

(2)アンモニアの発生方法
「塩化アンモニウムと水酸化カルシウムを混ぜて加熱する」
または、濃いアンモニア水を加熱するこで、アンモニアが発生します。

(3)発生したアンモニアの集め方
上方置換法で集めます。
アンモニアは水によく溶けるため、水上置換法は使えず、空気よりも軽い。

(4)その他の性質
・空気よりも軽い気体(空気の約0.6倍)
・水でぬらした赤色リトマス紙を近づけると青色になる
・においはあるが、無色の気体

<補足>
アンモニアを使った実験で、「フラスコ内に噴水をつくる」というものがあります。
この実験ができるのは、「水に対してアンモニアが大量に溶ける」からです。

〔実験の概要〕
アンモニアで満たしたフラスコ内に、少量の水を加えると「その水に大量のアンモニアが溶ける」
 ↓
フラスコ内の圧力が下がり、ガラス管から「水が吸い上げられる」
 ↓
吸い上げられた水に、アンモニアが溶ける

という流れが繰り返し起こり、「フラスコ内に吸い上げられた水が噴水のように見える」わけです。

<まとめ>
・特有の刺激臭があり、有毒の気体
塩化アンモニウムと水酸化カルシウムを混ぜて加熱すると発生する
・水に非常によく溶けて、水溶液(アンモニア水)はアルカリ性

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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