中1理科:二酸化炭素の性質

<ポイント>
・石灰水を白くにごらせる性質がある
・石灰石にうすい塩酸を加えると発生する
・空気よりも重く、水に少し溶ける(炭酸水)
(1)覚えておきたい二酸化炭素の性質
石灰水を白くにごらせる
 (二酸化炭素が発生したことの確認方法)
・水に溶けると「炭酸水」となり、(弱い)酸性を示す
・空気の約1.5倍の重さ(密度が大きい)

(2)二酸化炭素の発生方法
「石灰石にうすい塩酸を加える」
石灰石の代わりに、貝殻・卵の殻・大理石などを使うこともあります。
すべて、炭酸カルシウムを含んでいて、この物質と塩酸が反応します。

他に、
・炭酸水素ナトリウムを加熱する
・炭酸水素ナトリウムに、うすい塩酸を加える
・炭酸水を加熱する
・ドライアイスを袋に入れておく
などの方法もあります。

(3)発生した二酸化炭素の集め方
水上置換法(水に少し溶けるが、純粋な気体を集めることができる)、下方置換法(空気よりも重いため)で集めます。

(4)その他の性質
・空気のうち、約0.04%の割合で存在している
・無色でにおいがない
・ものを燃やすはたらきがない
 (集めた二酸化炭素の中に、火のついた線香を入れると火が消える)

<補足>
「二酸化炭素を石灰水に通すと、白くにごる」
こちらの原因は、石灰水に含まれる水酸化カルシウムと二酸化炭素が反応するためです。
この反応で炭酸カルシウムができるため、石灰水が白くにごって見えます。
<まとめ>
・石灰水を白くにごらせる性質がある
・石灰石にうすい塩酸を加えると発生する
・空気よりも重く、水に少し溶ける(炭酸水)

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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