【質問】世界史:ティグリス川(チグリス川)とユーフラテス川がメソポタミア文明の発展にどう関係しているのですか?

〔質問〕
ティグリス川(チグリス川)とユーフラテス川がメソポタミア文明の発展にどう関係しているのですか?
〔回答〕
メソポタミア文明に限らず、文明の発展には河川が大きな役割を果たしていることがよくあります。

具体的には、
・定期的な氾濫によって肥沃な(=養分たっぷりな)土壌がもたらされることで、農耕の発展(食料の確保)が進むこと、
灌漑システムを導入することで、土地の有効活用も図られること、
・農耕の発展によって「暇」な時間が増え、文化的な活動を行う余裕も出てくること、
・特に当時は河川は非常に重要な交通ルートで、商業面だけでなく、文化交流も促進されること、
等が挙げられます。

〔補足〕
河川の定期的な氾濫は養分の供給だけでなく、土地に溜まった塩分を洗い流してくれる、というメリットもあります。
また、ティグリス川・ユーフラテス川の存在自体や氾濫という現象は、メソポタミアの宗教や神話にも影響を与えたとも言われています(当時は科学が進んでいないため、神秘的な力を感じやすいことだった)。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります


 

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