【質問】世界史:打製石器と磨製石器の違いは何ですか?

〔質問〕
打製石器と磨製石器の違いは何ですか?
〔回答〕
打製石器は、原始的な石器で、石を打って割ることで作られました。
磨製石器は、時間をかけて石を磨き、鋭利な刃物のようにしたものです。
〔詳細〕
打製石器は、石を打つことで道具としての形状を持たせたものです。粗いですが、手っ取り早く「石製の道具」を得ることができます。

また、打製石器の中でも、当初はただの石に近い「(れき)石器」とかでしたが、
石核(せっかく)石器:石の中心部分を使ったもの。ハンドアックス(握斧(にぎりおの))などで使用
剥片(はくへん)石器:石核から剥がれる細長い剥片。石刃(せきじん)(ブレード)など、今で言う「カッター」のような感じで使用

一方、磨製石器は、石を磨くことで滑らかな表面や特定の形状を作り出す技法であり、新石器時代に登場します。
磨製石器は打製石器よりも洗練されていて、複雑な形状やより精密な作業が可能な道具を生み出すことができました。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります


 

アンケートへのご協力をお願いします(所要2~3分)
「将来設計・進路」に関するアンケートを実施しています。ご協力いただける方はこちらよりお願いします
(Googleフォームにアクセスします)

当サイト及びアプリは、上記の企業様のご協力、及び、広告収入により、無料で提供されています