日本史用語:三国干渉(さんごくかんしょう)

ロシア、フランス、ドイツの3国が、日本に遼東(りょうとう)半島の返還を勧告した出来事。
日本はしぶしぶ遼東半島を清に返還し、代わりに還付報償金を清から受け取った
(補足)
日本は下関条約(日清講和条約)で清から遼東半島を得たが、フランス、ドイツ、ロシアの3国が「朝鮮の独立を有名無実に為す」ことを表向きの理由として手放すように言ってきた。本音は、重要地である遼東半島を日本なんかに取られたくない、と思っていたため。
結果的には、日本政府はしぶしぶ遼東半島を放棄。ただ、代わりに、遼東半島還付条約が結ばれ日本は還付報償金として庫平銀(こへいぎん)3000万両(テール)(約4500万円)は受け取っている。

日本国民の多くは三国干渉に反発し、また、その後にロシアが遼東半島南部を租借したこともあって、「臥薪嘗胆」(復讐のためにも今は我慢する)をスローガンに、ロシアに敵対する世論が高まった。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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