価格支配力を持つ企業が設定した価格のこと。自分で価格を「管理」しているような立場にある。
(補足)
市場が寡占状態(少数の企業が支配している状態)のとき、価格は寡占企業がある程度自由に決定・管理することが出来、一方、競争力に劣る企業はそれに従うことになる。
(このような、価格を自分で作れる立場の企業をプライスメーカー(price maker)という)
市場が寡占状態(少数の企業が支配している状態)のとき、価格は寡占企業がある程度自由に決定・管理することが出来、一方、競争力に劣る企業はそれに従うことになる。
(このような、価格を自分で作れる立場の企業をプライスメーカー(price maker)という)
例えば、マニアックな分野の専門書は執筆できる人が少なく(寡占状態)、自ら強気の価格を設定していることが多い。さらに、それが権威ある人によるものであれば、他の人はこれ以上の価格を付けることは難しくなる。安くした場合でも、かえって「安っぽい」と思われる可能性すら出てくる。
なお、逆に、寡占状態ではなく、市場の原理(需要と供給の均衡)によって価格が決定される状況なら、企業はそれ(市場で決定された価格)に従うことになる。言い換えると、自らで価格を決められる立場にはない。
例えば、「ふつうのボールペン」は「だいたい100円で販売されるもの」であり、ある企業が強気に200円などとしても誰も買わない。
こういう場合、各企業はプライステイカー(価格受容者)の立場にあると言われる。
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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