日本史用語:遣唐使(けんとうし)

日本から唐に派遣された外交使節。630年に犬上御田鍬(いぬかみのみたすき)が大使に任命されてから、894年に菅原道真が大使に任命されるまで総計19回大使が任命され、15回渡海した。
(補足)
遣唐使の目的は、唐の先進的な制度や文物の輸入の他、唐から日本が対外的に優位な立場にあることを認めてもらうことにあった。8世紀に入るとほぼ20年に一度派遣され、律令国家や古代文化の繁栄に大いに寄与した。
しかし、唐の衰退を受け、894年に菅原道真による停止の建議をきっかけに中止された。

航路は、当初は北路(朝鮮半島の西岸に沿った航路)が取られたが、新羅と関係悪化してからは南島路(奄美大島や沖縄本島から中国へ)や南路(現在の長崎県から一気に中国へ)が取られるようになった。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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