日本史用語:大宝律令(たいほうりつりょう)

日本で最初の律令。文武(もんむ)天皇の命を受けた刑部親王(おさかべしんのう)藤原不比等(ふじわらのふひと)ら19人によって作られた。
※ 律は刑法、令は行政法に当たるもの
(補足)
大宝律令は701年に成立し、令は701年に、律は702年にそれぞれ施行された。
唐の永徽(えいき)律令を手本に作られ、律はほぼこれの丸写しだが、令については飛鳥浄御原令(あすかきよみはらりょう)を基礎に作られた部分が散見されるなど日本の実情に適合するよう改変された。

大宝律令自体は現存していないが、「令集解(りょうのしゅうげ)」や「続日本紀(しょくにほんぎ)」などに引用されており、内容的には養老(ようろう)律令と大きな違いはないと考えられている。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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