葉の大きさや数がほぼ等しい植物A～Dを用意し、それぞれを同じ分量だけ水が入った試験管に入れます。このとき、水面からの水の蒸発を防ぐため、水面に油をたらしておきます。
このA～Dに以下のような操作をしたあと、しばらくおいておきます。
A：ワセリンを塗らない
B：葉の裏にワセリンを塗る
C：葉の表にワセリンを塗る
D：葉をすべてちぎって、切り口にワセリンを塗る

実験前後の質量の変化を調べたものが以下の表である。

問題の条件と表より、
「どの部分から」蒸散するのかと、「どれだけ蒸散したのか」を確認すると、
A：表 ＋ 裏 ＋ 茎 ＝ 16.8 …①
B：表 ＋ 茎 ＝ 5.0 …②
C：裏 ＋ 茎 ＝ 12.6 …③
D：茎 ＝ 0.8 …④
このように、縦に並べて書くのがポイントです。（比較しやすいため）

④より、「茎からの蒸散量が0.8g」と分かり、
②と③に代入して、
「葉の表からの蒸散量が4.2g」「葉の裏からの蒸散量が11.8g」
ということが分かります。