【質問】中学(理科):光合成の実験問題で、「ふ入りの葉を暗室に一晩おいた」とあったのですが、これに理由はありますか?

〔質問〕
植物の実験の問題で、ふ入りの葉にアルミホイルをかぶせるものについてです。
問題文の中に「ふ入りの葉を暗室に一晩おいた」とあったのですが、
これに理由はありますか?

〔回答〕
暗室に置いておくことで「葉にあるデンプンを失くすことができる」ためです。
実験以前につくられたデンプンを消費することで、
アルミホイルをかぶせた部分では、
実験中にデンプンができていない」ことを証明できます。
〔詳細〕
ふ入りの葉の実験は、葉緑体のある場所(緑色の部分)で
光合成によってデンプンができる」ことを確認する実験です。

もし、葉に「実験以前の光合成でできたデンプン」が残っていたなら、
「実験中にできたデンプン」と区別することができません
どちらもヨウ素液で青紫色に変化してしまうためです。

ですから、事前に「実験以前の光合成でできたデンプン」を消費することで、
「実験中にできたデンプン」のみをヨウ素液に反応させることができます。

 

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