【質問】中学（理科）：細胞分裂と減数分裂は同じですか？

〔質問〕
細胞分裂と減数分裂は同じですか？

〔回答〕
細胞分裂には、内訳として「体細胞分裂」と「減数分裂」の２種類があり、
つまり、減数分裂は細胞分裂の一種であるという関係です。

〔詳細〕
（１）体細胞分裂
成長のため、からだの細胞を増やす細胞分裂を体細胞分裂といいます。
分裂前後の細胞で、染色体の数が変わらない細胞分裂です。
（分裂前に染色体の数を2倍に増やしてから分裂するため）

（２）減数分裂
生殖細胞のみが行う特別な細胞分裂で、
染色体の数が半分になるものを減数分裂といいます。
体細胞分裂のような細胞分裂を行ってしまうと、
子の細胞内の染色体が親の2倍になってしまうためです。

〔参考〕減数分裂の仕組み
両親の体細胞の染色体を n 本として、
精細胞が (1/2)n 本、卵細胞も (1/2)n 本の染色体を持ちよることで、
受精卵は (1/2)n ＋ (1/2)n ＝ n 本の染色体を持つことができます。

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