【質問】中学(理科): 化学反応式の係数はどのように考えればいいですか?

〔質問〕
化学反応式の係数はどのように考えればいいですか?
〔回答〕
化学反応式に使う、各化学式を書いてから係数を考えます。
化学反応式は式の「(両辺)で各原子の数が等しくなるように」つくるからです。

化学反応式 (左辺)→(右辺)という形をまずつくって、
(左辺)と(右辺)で、
それぞれに含まれる原子の数が等しくなるように係数を考えていけばいいということです。

〔詳細〕
たとえば、「水素+酸素→水」という化学反応式を考えてみましょう。

① 化学反応式のもととなる、化学式を書いてみる
 H2 + O2 → H2O

② (両辺)それぞれの原子の数を数える
(左辺): Hが2個、Oが2個
(右辺): Hが2個、Oが1個
となり、左右で各原子の数が違うため、係数を考えていきます。
(化学式を書いただけで、左右の原子の数が等しくなっていれば、それだけで化学反応式が完成)

③ 係数を書いて、左右で各原子の数が揃うようにしていく
(1) (右辺)の方が酸素原子の数が少ないので、2H2O にして原子の数を比べる
  H2 + O22H2O
(左辺):Hが2個、Oが2個
(右辺):Hが4個、Oが2個
となり、Hの数が両辺で揃わなくなる

(2) (左辺)の方が水素原子の数が少ないので、2H2 にして原子の数を比べる
 2H2 + O2 → 2H2O
(左辺):Hが4個、Oが2個
(右辺):Hが4個、Oが2個
となり、これで(両辺)において、各原子の数が等しくなったので完成となります。

 

アンケートへのご協力をお願いします(所要2~3分)
「将来設計・進路」に関するアンケートを実施しています。ご協力いただける方はこちらよりお願いします
(Googleフォームにアクセスします)

当サイト及びアプリは、上記の企業様のご協力、及び、広告収入により、無料で提供されています