〔質問〕 眩しくて瞳の大きさが変わる、という反射が起こっているとき、この目を小さくしろという命令(?)は脊髄を通っているのですか? 神経の伝達する順番がよくわからないので教えてください。 |
〔回答〕 はい、せきずいを通っています。 刺激に対して、「意識的に反応する場合」「無意識に反応する場合」の両方ともせきずいを通ります。 今回の質問の虹彩の反応は、「中脳で折り返される」反射です。 ・意識して反応する場合 感覚器官→感覚神経→せきずい・延ずい・中脳→「大脳」→中脳・延ずい・せきずい→運動神経→筋肉へと信号が伝えられる ふつうの運動は、「大脳で刺激に対する反応を考えて」意識して筋肉を動かします。 ・無意識に反応をする場合(反射) 感覚器官→感覚神経→せきずい・延ずい・中脳→運動神経→筋肉へと信号が伝えられる 反射は、大脳まで刺激の信号が届かないうちに、運動の命令が下されます。 (刺激の信号はせきずいなどで命令が下されるのと同時に、大脳にも送られます) つまり、大脳で考える前に「何らかの反応の命令が下されている」ことになります。 せきずいから大脳に伝わり、大脳からせきずいに信号が戻るまでの時間が短縮されるということです。 〔参考〕 反射には3種類あり、「信号がどこで折り返されるのか」で分けられています。 その例は以下の通りです。 ・せきずいが中枢となる反射:熱いものに手を触れると、手を引っ込める ・延ずいが中枢となる反射:ものを食べると、だ液・胃液など消化液を出す ・中脳が中枢となる反射:明るさにより、ひとみの大きさを変えて光の量を調整する |
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