【質問】理科(中学):重力について

〔質問〕
中学2年の理科の授業で「重力は地球上どこでもいっしょ」と先生がいってました。
しかし、問題集には
「重力のおおきいものから並べろ」とか「浮力と重力がつりあう」といった書き方が
あり、重量=ものに下向きにあかる力という意味で使用されてます。
 
100gの物体にかかる重力の強さを1Nとしているなら、200gにかかる重力のつよさは2Nとなりますので「重量は地球上どこでもいっしょ」には当然なりません。
 
このあたりの言葉の意味で混乱しており、質問を書きました。
 
自分で調べた結果、先生のいわれた「地球上どこでもいっしょ」の重力とは重力加速度かと予想してます(厳密には緯度や月の位置によって重力加速度も違うらしいですが)。また、問題集にあるような「重力」とは「もの重さにかかる力の様なもの」を指していると予想します。自分で予習した結果では、F=maの「F」と「a(G)」が混同してしまっているように思えます。
 
この様な理解で問題ないでしょうか
〔回答〕
重力とは、「地上にある物体が地球の中心に向かって引かれる力」のことです。
ですから、地球上のどこであっても、重力はかかります。
 
ただ、その「重力の大きさ」は変わってきます。
その重力の大きさを「重さ」といい、「物体の質量に比例」します。
中学理科では「質量100gの物体にかかる重力の大きさを1Nとする」と問題で定められることが多く、この値を使って解きます。
 
ここからは、高校・物理基礎の範囲の話になります。
重力加速度は、物体が自然に落下するときの加速度を表しています。
(1秒ごとに落下する速度がどれだけ大きくなるか表したもの)
こちらは「空気の抵抗を無視すれば、質量に関係なくとる一定の値」です。
そして、質量 m kgの物体の重さ(重力の大きさ)は mg Nで表すことができます。
 
このあたりのことを一旦整理してみてください!

 

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