【質問】理科(中学):アンモニアでつくる噴水の原理を教えてください。

〔質問〕
アンモニアでつくる噴水の原理を教えてください。
〔回答〕
こちらの実験は、「アンモニアは水に非常によく溶ける」という性質を利用しています。
アンモニアが供給される水に溶けることで、さらに水が引き上げられることになります。
(ガラスでできているフラスコは変形したりせず、ストローでジュースを飲むような感じになる)
 
詳しくみると、
①:アンモニアで満たされた丸底フラスコを逆さに固定する
②:丸底フラスコに「水を吸い上げるためのガラス管」「少量の水を入れたスポイトに接続されたガラス管」をつける
③:「水を吸い上げるためのガラス管」の片方の先を「フェノールフタレイン溶液を加えた水」につける
 
ここまでで、準備ができます(教科書や参考書の図も見てみてください)
 
④:「少量の水を入れたスポイトに接続されたガラス管」から水をフラスコ内へ送る
⑤:フラスコ内に送られた「水にアンモニアが溶けて」、フラスコ内の圧力が下がり「水が吸い上げられる」
⑥:吸い上げられた水にアンモニアが溶けて、「アンモニア水」になり、「赤色に変化する」
(フェノールフタレイン溶液はアルカリ性に反応して赤くなるため)
⑦:以後、⑤, ⑥ の繰り返し
 
という仕組みです。
 
くみ上げられた水にアンモニアが溶けることで、さらに水がくみ上げられて噴水のようになります。

 

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