【質問】理科(中学):星の年周運動(北の空)

〔質問〕
星の年周運動で南の空では東から西に時計回りの半円で見えるのは分かるんですが、そうしたら北の空では反時計回りに半円になるのではないんですか?なんで一周して見えるのか分かりません…
あと、その場合、北の空では一年中全部の星が見えている状態なんですか?
説明下手ですみません、よろしくお願いします。
〔回答〕
一言でいえば、日本から見れば「ずっと上側にあるから」ということになります。
太陽の場合でもそうですが、半円に見えるものというのは、時間によっては地平線の下に沈んでしまうということです。これは、その時、その天体を見ようとしても角度的に地面が邪魔して見えない状況(地面を透視しないと見えない状況)になっているということです。
それに対して、北の空の天体はずっと自分の頭上方向にありますから、地面で隠されることがない、ということです。
 
 
このことを簡素化して、「回転の中心」という捉え方をすれば、地軸の延長線上に「北極星」があります。
北極星は、一年を通して(ほぼ)同じ位置に見える星です。
北の空に見える星は、北極星を中心に回転して見えます。そのため、北の空に見えるほとんどの星が一年中見えるというわけです。
(こぐま座(北極星),おおぐま座(北斗七星),カシオペア座など北極星に近い星たち)
 
それに対して、南の空に見える星たちは、「回転の中心が地平線の下」にあるために、回転はしているが、「その一部が見える」ということになります。

 

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