数学Ⅱ(高次式):高次式の値を求める

 
【対象】高校生 【再生時間】10:34
【説明文・要約】
※ 頻繁に出題される問題ではありませんが、計算のテクニックとしてぜひ知っておいてください!

 
整式 P(x) について、x=α の値(P(α))を求めたい場合、そのまま代入して計算してもいいが、工夫して簡単に求めることもできる

 
(1)x=(√3)-2 のように、無理数である場合
x+2=√3 として、両辺を2乗して(必要十分関係は崩れていますが)計算を進めると、
x2+4x+1=0 となる。P(x) をこれで割ると、

P(x)=(x2+4x+1) Q(x)+ax+b となるが、
今回(x=(√3)-2)の場合については、上式の赤字部分が 0 になるので、
P((√3)-2)=0+a・((√3)-2)+b となる

よって、最後の a・((√3)-2)+b の部分だけ計算すればいいことになる

 
(2)x=-1+i のように、虚数である場合
x+1=i として、両辺を2乗して(必要十分関係は崩れていますが)計算を進めると、
x2+2x+2=0 となる。P(x) をこれで割ると、

P(x)=(x2+2x+2) Q(x)+ax+b となるが、
今回(x=-1+i)の場合については、上式の赤字部分が 0 になるので、
P(-1+i)=0+a・(-1+i)+b となる

よって、最後の a・(-1+i)+b の部分だけ計算すればいいことになる

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