特に社会のテストで知らないことが出題されたとき、選択問題であれば勘で回答することができますが、記述式問題の場合は何も書かずに提出してしまうことがあると思います。
まず大前提としては、何かは書いてください。
極端に背伸びした学校を受験していない限り、周りもだいたい似たような学力のはずですので、自分が知らないということはライバルも知らない可能性が高いです。受験はライバルとの点数の比較によって合否が決まりますから、1点でも多く、部分点であってももぎ取るスタンスで挑んでください。
それを踏まえた上での話ですが、「知らない」ことが出てきた場合は、答えをひねり出す努力をしてみてください。特に難関大学ほど重要です。
例えば、2014年の東大入試の地理で、「風力発電を行うのに青森県と北海道が自然条件として優れている理由」を答えさせる問題が出ました。この答えを直接的に知識として知っていた受験生はおそらくほとんどいないと思います。
なんてことありません、ただ諦めなければいいだけです。知ってる知識を総動員して、論理的に考えればたぶんこういうことだろう、みたいなことを書けば十分ですし、むしろ大学側はそういう力を求めていると思います。
なので、とにかく、「知らない」からといって諦めないこと!
心配しなくても周りも知りませんから、もっともらしいことをひねり出して答案に書くようにしてください。
※ ちなみに風力発電の問題については、他の県との違いをどんどん列挙して考えればOKです。自然条件ですので山や川がどうこうというポイントに絞って、「青森県や北海道に限ったこと」を考えてみてください。
某予備校の模範解答では「冬に北西季節風が吹く」となっていましたが、それだと秋田県や新潟県などでもさかんなはずですので、さらに「その流れを遮る大きな山脈がさほどない」くらいまで書けばいいと思います。