志望校に英作文がある人は必ず早い時期から取り組むようにしましょう。
英作文に対してはどこか難しい印象があるみたいで、やらないとダメだと思っていてもなかなか気が進まない人が結構いるのですが、英作文の力をつけるにはかなりの時間が必要ですので、これから述べることを参考にしてもらって、入試本番までに力をつけてほしいと思います。
<まずは型を覚える>
最初は基本の型を身に付けましょう。200題前後の問題が入っている英作文の問題集を1冊手に入れて、そこにある英文を全て書けるようになるまで反復してください。
最初はいくら間違っても問題はありません。動詞の語法、時制、代名詞、可算・不可算名詞など全ての英作文で使う文法ルールをまずはきちんと身に付けましょう。
また、英作文でよく使う構文も覚えましょう。この200題が英作文の基礎力を養います。
<和文英作文用>
型を身に付けたら、あとはできるだけたくさんの英作文を書き、1つでも多くの表現を覚えましょう。特に単語の使い方は読解だけでは身に付けるのが困難なので、英英辞典も活用しながら、最適な語彙選びができるようになりましょう。
また英語にしにくい日本語はまず書きやすい日本語に解釈する練習も必要です。「日本文→書きやすい日本文→英文」という思考の流れを常に意識してみてください。
<自由英作文用>
自由英作文の場合は、英文を書くためのロジックを知らなければなりません。自由英作文用の問題集を1冊使い、まずは英文のロジックを理解しましょう。
それに基づき、問題に対する自分の意見を日本語で書く練習をしてください。日本語の時点でまとまりに欠ける文章だと、英語にしたところで点数にはなりません。日本語がまとまってからさらに英語にするようにしてください。
最初のうちは、読んだ英文の1パラグラフを写し書きするのもいい練習になります。
<毎日書く>
英作文はとにかく量をこなすことが大事なので、毎日1文でもいいので書きましょう。簡単なものでも構いません。英語を書く習慣が、英作力をつける一番大切なことです。
僕自身も受験生の時、1日に最低2文は英作文を書くようにしていました。今でも1週間のうちに5~10本の英作文を書くよう心がけています。やはり書かないと、感覚が落ちてしまいますからね。