<ポイント>
・2次方程式を解くとき、「因数分解を使えない場合」は解の公式を使う
・ax2+bx+c=0 の「bが2の倍数の場合」は特別な解の公式を使う
・b/2=b’ として、x={-b’±√(b’2-ac)} / a
この解の公式なのですが、ax2+bx+c=0 の「bが2の倍数の場合」は特別な解の公式を使うことができます。
b/2=b’ として、
x={-b’±√(b’2-ac)} / a
に代入すると、2次方程式を解くことができます。
【例題】次の2次方程式を解の公式を用いて解きなさい。
① x2+4x-7=0
bが2の倍数なので、b’=4/2=2 として、
x={-b’±√(b’2-ac)} / a
に代入します。
解の公式より、
x={-2±√(22-1・(-7)} / 1
=-2±√(4+7) (←分母が1 のため消えた)
=-2±√11 (答え)
② 2x2-8x+3=0 (←特に b の値が負の場合には、符号に注意して計算する)
bが2の倍数なので、b’=(-8)/2=-4 として、
x={-b’±√(b’2-ac)} / a
に代入します。
解の公式より、
x={-(-4)±√{(-4)2-2・3} / 2
={4±√(16-6)} / 2
={4±(√10)} / 2 (答え)
<補足>
bが2の倍数のとき、もとの解の公式に代入して解くと、「必ず約分が必要」になります。
それをあらかじめb/2=b’ として、x={-b’±√(b’2-ac)} / aに代入して解くと、「約分の手間が省ける」のです。
<まとめ>
・2次方程式を解くとき、「因数分解を使えない場合」は解の公式を使う
・ax2+bx+c=0 の「bが2の倍数の場合」は特別な解の公式を使う
・b/2=b’ として、x={-b’±√(b’2-ac)} / a
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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