<ポイント>
・「ある文字の2次式を含む方程式」を2次方程式という
・2次方程式は、ふつう ax2+bx+c=0 の形をしている
・2次方程式の解は、ふつう2個ある(解が1個だけの場合もある)
「ある文字の2次式を含む方程式」を、2次方程式といいます。
2次方程式は、ふつう ax2+bx+c=0 の形をしています。
たとえば、x2+5x-6=0 のような形です。
これと同じ式になるものでも、
x2+5x=6
と表されている場合もありますが、移項すれば上の式と同じになるので2次方程式です。
他にも、
・x2-8x=0 (c=0(定数項がない)の場合)
・5x2=25 (b=0(1次の項がない)の場合)
などもあります。
どの式にも共通しているのが、「xについての2次式である」ということです。
(2)2次方程式の解
2次方程式の解は、ふつう2個あります。場合によっては、解が1個だけの場合もあります。
つまり、その方程式を成り立たせる x の値が2つか1つあるということです。
たとえば、x2-3x+2=0 の解は「x=1, 2」の2個です。
x=1のとき、代入すると、12-3・1+2=0 となり、等式が成り立ちます。
同様に、x=2のとき、代入すると、22-3・2+2=0 となり、等式が成り立ちます。
このように、「方程式(等式)を成り立たせる x の値」を解といいます。
<補足>
中学校では、この2次方程式を含めて3つの方程式を学びました。
①1次方程式:x の1次の項が最高次の方程式で、解は1つ。
(例)
5x+3=-7 (解は x=-2)
②連立2元1次方程式:x, y についての1次方程式で、2つの式を同時に成り立たせる解は1組。
(例)
・2x-3y=13…①
・x+y=-1…② (解は x=2, y=-3)
③2次方程式:x2のように2次の項を含む方程式で、解は2つ(もしくは1つ)。
(例)
x2-5x+6=0 (解は x=2, 3)
いずれの方程式も「解き方」があります。
すぐに計算に入れるように、練習しておきましょう。
<まとめ>
・「ある文字の2次式を含む方程式」を2次方程式という
・2次方程式は、ふつう ax2+bx+c=0 の形をしている
・2次方程式の解は、ふつう2個ある(解が1個だけの場合もある)
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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