中2数学:特別な平行四辺形(長方形・ひし形)

<ポイント>

長方形・ひし形は平行四辺形(のなかま)である
・長方形の定義:4つの角がすべて等しい(90°)四角形
・ひし形の定義:4つの辺がすべて等しい四角形

(1)特別な平行四辺形
平行四辺形の中には、「特別な平行四辺形」があります。

長方形やひし形、正方形がこれにあたり、
(平行四辺形の)特別な場合なので、平行四辺形の性質のすべてを持っています。

【平行四辺形の性質(定理)】 
2組の対辺がそれぞれ等しい
2組の対角はそれぞれ等しい
対角線はそれぞれの中点で交わる
 
 
(2)長方形の定義と性質
長方形の定義:4つの角がすべて等しい(90°)四角形

その性質としては、定義・平行四辺形の性質に加えて、「(2本の)対角線の長さが等しい」というものがあります。
下の図で言えば、AC=BDとなっています。
特別な平行四辺形1
 
 
(3)ひし形の定義と性質
ひし形の定義:4つの辺がすべて等しい四角形

その性質としては、定義・平行四辺形の性質に加えて、「(2本の)対角線が垂直に交わる」というものがあります。
上の図で言えば、EG⊥FHとなっています。

<補足>

平行四辺形と、その特別な場合である長方形・ひし形・正方形は以下のような関係になっています。
平行四辺形の関係

平行四辺形の特別な場合として、「長方形とひし形」があり、
それら2つの性質を合わせ持つものが「正方形」ということです。

<まとめ>

長方形・ひし形は平行四辺形(のなかま)である
・長方形の定義:4つの角がすべて等しい(90°)四角形
・ひし形の定義:4つの辺がすべて等しい四角形

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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