中2数学:外角の利用(ブーメラン型)

<ポイント>

・角度の問題では、「補助線を引くかも?」と知っておく
・補助線を引く目的は、「自分の知っている形をつくる」ということ
・三角形の外角は「それととなり合わない2つの内角の和に等しい

【例題】
下図の∠dの大きさを、∠a, ∠b, ∠c を用いて表しなさい。
ブーメラン1
 
 
【解説】
このままでは、考えようがないので、補助線をひいてみます。

線分BDをDの方へ延長し、ACと交わる点をEとします。
すると、新たに△EDBができ、この「三角形の外角が∠d」となっています。
このように、補助線を利用して、「自分の知っている形をつくる」ということ。
これが、補助線を引く目的になります。

三角形の外角は「それととなり合わない2つの内角の和に等しい」ので、
∠DEC=∠a+∠b…①
また、
∠d=∠DEC+∠DCE
①より、
∠d=∠a+∠b+∠c(答え)
ブーメラン2

<補足>

今回の説明では、
「線分BDをDの方へ延長し、ACと交わる点をE」として補助線を入れましたが、
「線分CDをDの方へ延長し、ABと交わる点をE」として補助線を入れても同じ結果になります。

どこに補助線を入れて考えてもいいので、ここかな?というところに入れて練習してみてください。
(解決しない場合は、補助線を入れる場所を間違えていたということになります)

<まとめ>

・角度の問題では、「補助線を引くかも?」と知っておく
・補助線を引く目的は、「自分の知っている形をつくる」ということ
・三角形の外角は「それととなり合わない2つの内角の和に等しい

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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