<ポイント>
・A=B=Cの形で表される方程式は、「連立方程式の形に」なおす
・「3つの式のうちから、2つの式を選んで」連立方程式をつくる
・できた連立方程式の解き方はいつもと同じ
A=B=Cの形で表される方程式は、「連立方程式の形になおす」ことで解くことができます。
このように、「A,B,Cの3つの式のうち、2つの式を選んで」連立方程式をつくります。
どの組み合わせでもいいのですが、その問題を解きやすいのはどの組み合わせであるかを考えて連立方程式を立てましょう。
〔例題〕
4x-7y=-4x+5y=2 を解きなさい。
〔解説〕
の形が最も解きやすいと考えられます。
(どちらの式も、(左辺)に文字があって、(右辺)が数のみの形だから)
できた連立方程式の解き方は、いつもと同じなので、
①+②より、
-2y=4
y=-2
これを①に代入すると、
4x+14=2
4x=-12
x=-3
よって、「x=-3, y=-2」
<補足>
A=B=Cの形から、連立方程式の立てるときに悩んでしまう場合は、「一旦、すべての場合を書き出してみる」というのもひとつの手です。
頭で考えるよりも、目で見た方がはっきりとイメージできます。その上で、どの形が解きやすいか判断しましょう。
書いても、連立方程式を3つだけなので、それほど時間がかかることではありません。
悩んだときは、ぜひ実際に書いてみてください。
<まとめ>
・A=B=Cの形で表される方程式は、「連立方程式の形に」なおす
・「3つの式のうちから、2つの式を選んで」連立方程式をつくる
・できた連立方程式の解き方はいつもと同じ
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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