【質問】世界史:カルヴァン派の予定説では、努力しても意味がない、ということですか?

〔質問〕
カルヴァン派の予定説では「人の救済は神の意志によって予め定められている」とのことですが、
ということは「努力しても意味がない」ということですか?
〔回答〕
カルヴァン派の立場としては、簡単に言えば「自分が選ばれた側だと信じて、それにふさわしい行動をしよう」というもので、
「努力しても意味がないから怠ける」ことに関しては、「(実際には)選ばれていない側だったからこそ、結果的に『怠ける』という行動に至った」というような解釈です。

受験勉強で例えると、「自分は合格する側なのだから、それにふさわしい行動をしておこう」というようなイメージです。
逆に「『自分は合格する側なのだから、勉強しなくても大丈夫』と思って勉強しなかったら落ちた」というのは、元々「(実際には)不合格側だった」という予定に基づくものです。

※ ただし、カルヴァン派の話では「努力が予定に影響を与えることはない」とされますが、受験の場合は努力が結果に影響を与えますので、その点は異なる点です。
 
 
なお、あくまでもカルヴァン派としての考え方ですので、この考え方に「?」ということであれば「(自分は)カルヴァン派ではないんだ」ということになりますね

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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