〔質問〕 中国と中華民国の違いがわかりません |
〔回答〕 中国は統治者・支配者が変わってきたという歴史があり、 そのうち、1912~49年に統治していた国が中華民国、1949年以降が中華人民共和国です。 詳しくは下記を参照してください。 なお、「中国」という言い方については、日常会話的には現在の中華人民共和国のことを指しますが、歴史の教科書などでは(過去も含めた)地域名のようなイメージで使われるのが一般的です。 |
〔詳細〕
中国では、1911~12年に辛亥 革命という革命が起こって「清」という国が滅び、「国民党」という勢力を中心に新たに「中華民国」という国ができました。
しかし、中国国内では「共産党」という対立する勢力もあり、不安定な状態が続いていました。
(国民党は資本主義、共産党は社会主義の立場)
中国では、1911~12年に
しかし、中国国内では「共産党」という対立する勢力もあり、不安定な状態が続いていました。
(国民党は資本主義、共産党は社会主義の立場)
第二次世界大戦中は、仲間割れよりも日本と戦う方を優先してお互いに協力関係にありましたが、戦後はケンカ(実際には戦争)が再開され、
結果的に、勝利した共産党側が新たに中華人民共和国を建国、敗れた国民党側(中華民国)は台湾に逃れることになりました。
これが現在に至っています。
また、こういう経緯もあったことから、中華人民共和国側からすれば「国民党勢力が勝手に台湾を支配している」という見方、台湾側からすれば「共産党勢力が勝手に中国本土を支配している」という見方になっています。
※ 現在、日本政府は中華人民共和国の方を正当としていますので、教科書や地図帳では台湾は中華人民共和国の一部という扱いをされています。もし、別の国扱いをすると、中華人民共和国政府から猛抗議を受けることが予想されます。
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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