・生産者(植物)は「二酸化炭素」を取り入れ、「酸素・有機物」を出している
・消費者は「酸素・有機物」を取り入れ、「二酸化炭素」を出している
・有機物は「植物→動物」へと移り、分解者によって無機物に分解される
生産者は、光合成をするために「二酸化炭素」を取り入れます。
そして、「酸素」を放出し、「有機物をつくり」ます。
光合成によってできた酸素を使って呼吸をし、有機物を使ってからだを成長させます。
また、これらの「酸素」は消費者に(呼吸のために)取り込まれますし、食べられることで「有機物が消費者に移っていく」ことになります。
(2)消費者
消費者は、生産者(植物)がつくった酸素や有機物を取り入れることで生活しています。
消費者が酸素と有機物を使って、新たにつくり出されるものはその生物自身によって消費されていますが、「食べられる動物」ということであれば、「食べた動物」に有機物は移ることになります。
(3)有機物の流れ
有機物は「植物→動物」へと移り、分解者によって無機物に分解されます。
細かく見れば、「植物→草食動物→肉食動物→分解者」となりますし、動物を介さずに「植物→分解者」という流れもあります。
有機物が分解者によって、無機物に分解される。
そして、その無機物から(生産者によって)有機物がつくられる。
という循環のサイクルができています。
テストでは、生態系における「二酸化炭素・酸素の循環」について問われることがあります。
その場合は、このように考えてください。
(こちらの図のA,Bは、酸素・二酸化炭素のいずれかを表しているとします)
「すべての生物は、生きていくためには酸素が必要である」ということを利用します。
気体Bは、「植物・動物・分解者のすべて」に吸収されていることから、Bが酸素であると分かります。
(気体Aは植物のみに吸収されていることから、二酸化炭素だと確認できます)
・生産者(植物)は「二酸化炭素」を取り入れ、「酸素・有機物」を出している
・消費者は「酸素・有機物」を取り入れ、「二酸化炭素」を出している
・有機物は「植物→動物」へと移り、分解者によって無機物に分解される
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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