・限られた範囲で生活する生物の数量関係を表すと、植物を底辺とするピラミッド型になる
・生物の数量関係を表したピラミッドを生物量ピラミッドという
・底辺に近い生物ほど個体数が多く、頂点に近い生物ほど個多数が少ない
自然の中では、数多くの動物が生きています。
これらの動物を支えるためには、非常に多くの植物が必要です。
この植物を食べる草食動物、その草食動物を食べる小型の肉食動物、それを食べる大型の肉食動物というように生物の数は減っていきます。
このようすを表したものが生物量ピラミッドです。
「底辺に近い」生物ほど個体数が多くなっています。
これらの生物のからだは小さいものが多いです。
そして、「頂点に近い」生物ほど個体数が少なくなっています。
からだの大きさは大きいものが多いです。
からだの大きい生物ほど、食べる量が多くなります。
そのため、生き残れる生物の数は少なくなるので、大型の肉食動物ほど個体数が少なくなるわけです。
(2)生物どうしのつり合い
ふつう、どの生態系においても、食物連鎖のようすを調べると上図のようなピラミッド型になります。
自然災害などがない限り、時間が経っても(全体として)あまり変化が見られません。
つまり、「生物どうしの(個体数における)つり合いが保たれている」ということです。
もちろん、それぞれの生物の活動する「季節」などによって、個体数の増減があります。
もし、「食べられる側」の生物に増減が見られた場合、それから少し遅れて「食べる側」の生物も同じように増減します。
これは、エサ(食べられる側の生物)の個体数が減ると、食べる側の生物も個体数が減ってしまうためです。
(食べ物がないと、生きていけないため)
反対に、エサの個体数が増えると、食べる側の生物の個体数も少し遅れて増えていきます。
このようにして、全体としてのバランスを保っているわけです。
この生物量ピラミッドのようなバランスが、自然災害や人の手によって崩れてしまった場合、「絶滅する生物」が現れるかもしれません。
実際、その「絶滅の危機ある」と判断されている生物もおり、それらを絶滅危惧種といいます。
・限られた範囲で生活する生物の数量関係を表すと、植物を底辺とするピラミッド型になる
・生物の数量関係を表したピラミッドを生物量ピラミッドという
・底辺に近い生物ほど個体数が多く、頂点に近い生物ほど個多数が少ない
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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