【質問】中学理科:生き物が死んだときに、どうやって化石になるのですか

〔質問〕
生き物が死んだときに、どうやって化石になるのですか
〔回答〕
主には、
① 死体が土砂に埋もれ、
② 微生物の分解などによって肉の部分がなくなる(骨だけになる)とともに、
③ 地中で長い間押し固められていく
ことで「岩石の中に骨がある」という状態になった、と捉えてください。
〔詳細〕
「地上で死んで、地上にある状態のまま肉が失われ、その後、土砂に埋まる」というケースもありえなくはないですが、
ただ、地上で横たわっている状態だと、(土砂に埋まる前に)他の動物が一部を運んだり、また雨や風の影響で骨自体が朽ちたり、散在させたりする可能性が高く、きれいな形で現代まで残るとは考えづらくなります。
そのため、実際には「(溺れたり流されたりして)川底や湖底などに沈み、堆積作用によって土砂がかぶさって埋まるとともに、肉の部分が分解されていった」もので、奇跡的に保存状態がよかったものが、たまたま現代に化石として残っている、というように捉えておいた方が無難です。
なお、地上であっても、土砂崩れに巻き込まれて死んだ、または死後の早い段階で土砂崩れで埋まった、みたいなケースはあると思います。

また、化石は動物の骨だけではなく、保存状態がよければ皮膚の部分が残っていたり、他にも植物の化石や、足跡の化石(足跡の窪み自体が土砂に埋まり現代まで残ったもの)のようなものもあります。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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