【質問】化学(中学):有機物と無機物の違いについて、どう覚えればいいか、わかりません

〔質問〕
有機物と無機物の違いについて、どう覚えればいいか、わかりません
〔回答〕
有機物としては具体的に「デンプン、砂糖、プラスチック、木、紙、ロウ」辺りが、無機物としては「鉄、ガラス、炭素、二酸化炭素、食塩」辺りが紹介されていると思いますが、
元々は、有機物とは「生物体が作り出す物質で、人為的には作れないもの(生命力によって生み出されるもの)」、無機物とは「生物体とは関係ない物質」という区別でした。

ですので、有機物のメンバーを見てもらうと、「デンプンや砂糖は植物が作り出している」みたいな見方をすることができるわけです(無機物はそうではない)。それでイメージ付けしてみてください。

〔補足〕
当初、有機物は人為的に作れないとされていましたが、1828年にドイツのウェーラーが尿素を合成し、今では数多くの有機物が人為的に作れるようになっています。
つまり、有機物の合成に「生命によるパワー」は特に必要ないと分かり、現代では「炭素原子を含む物質(ただし、一酸化炭素、二酸化炭素などは除く)」というのが有機物というようにされています。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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