中3理科:細胞のつくりと核

<ポイント>
・生物のからだをつくる最小単位を細胞という
・細胞(の中)には、「核・細胞質・細胞膜」がある
・酢酸カーミン液や酢酸オルセイン液を使うと、核は赤く染まる
(1)細胞とは
細胞とは、「生物のからだをつくる最小単位」のことです。
細胞がたくさん集まることによって、生物のからだがつくられているということです。

(2)細胞の大きさ
細胞の大きさは、各生物によって決まっています。
(同じ生物の中でも、各部の細胞の大きさはさまざま)
ふつうは、直径0.01mm〜0.1mmほどの大きさです。

たとえば、
ヒトの頬の細胞:0.05〜0.07mm
タマネギの表皮:0.05〜0.1mm

(3)細胞のつくり

生命活動の中心となるもので、「1つの細胞に1つの核」がある

細胞質
核の周りをとりまく部分

細胞膜
細胞全体を守るように包んでいる部分
細胞のつくり
(4)核の観察
細胞(核)を観察するとき、酢酸カーミン液酢酸オルセイン液を使うと、核は赤く染まる
(どちらの液を使っても赤く染まるので、両方ともよく使います)

(5)植物の細胞にだけ見られるもの
葉緑体光合成を行う部分
液 胞:細胞の活動によってできた液体で満たされている
細胞壁:細胞膜の外側を覆う丈夫な仕切りで、細胞の形を維持するはたらきをもつ
植物の細胞
また、すべての細胞に含まれる「核と細胞質」をまとめて「原形質」といいます。
(それ以外の部分を「後形質」といいます)

<補足>
この細胞の中にある、核には染色体という「からだのつくりを決める情報を含む部分」が入っています。
この情報を持っているのが、DNA(デオキシリボ核酸)という遺伝子の本体です。
DNAは「A, T, C, G」で表される塩基がつながってできています。
<まとめ>
・生物のからだをつくる最小単位を細胞という
・細胞(の中)には、「核・細胞質・細胞膜」がある
・酢酸カーミン液や酢酸オルセイン液を使うと、核は赤く染まる

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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