中3理科:優性の法則

<ポイント>
・優性・劣性の形質をかけ合わせると、優性の形質だけが現れる
・「優性の形質」が優先される法則を優性の法則という
・優性の法則は、各形質が優れている・劣っているという意味ではない
優性の形質をもつ純系の親と、劣性の形質をもつ純系の親をかけ合わせたとき、子の代では優性の形質だけが現れます。これを優性の法則といいます。

簡単にいうと、優性・劣性の両方の遺伝子が子に伝わったとき、「優性の形質だけ」が発現するということ。

「優性」「劣性」の区別は、子の代で現れるかどうかでされています。
(子の代で「優先される形質かどうか」ということ)
※ その形質が「優れている・劣っている」という意味ではありません。

(優性の形質・劣性の形質の例は、こちらで確認してみてくさい)

また、優性の形質が子に現れたとき、「劣性の遺伝子が子に伝わっていない」というわけではありません。
優性の形質も劣性の形質も子に伝わりますが、「優性の法則により、優性の形質が現れた」ということです。
なので、孫の代では劣性の形質が現れる場合があります。
(劣性の形質をもつ子同士をかけあわせた場合には発現する)

<補足>
こちらの優性の法則は、メンデルによって発見されました。
メンデルは他にも遺伝に関する発見をしていて、分離の法則・独立の法則も発見しています。
<まとめ>
・優性・劣性の形質をかけ合わせると、優性の形質だけが現れる
・「優性の形質」が優先される法則を優性の法則という
・優性の法則は、各形質が優れている・劣っているという意味ではない

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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