<ポイント>
・「水1gの温度を1℃上昇させるためには、4.2Jの熱量」が必要
・〔与えられた熱量[J]〕= 4.2 ×〔水の質量[g]〕×〔水の上昇温度[℃]〕
・〔電流による発熱量〕≧〔水が得た熱量〕
・「水1gの温度を1℃上昇させるためには、4.2Jの熱量」が必要
・〔与えられた熱量[J]〕= 4.2 ×〔水の質量[g]〕×〔水の上昇温度[℃]〕
・〔電流による発熱量〕≧〔水が得た熱量〕
 水の温度を上昇させるためには、熱量が必要です。
その熱量は「水1gの温度を1℃上昇させるためには、4.2Jの熱量が必要」という関係より、
〔与えられた熱量[J]〕= 4.2 ×〔水の質量[g]〕×〔水の上昇温度〔℃〕〕
という式が得られます。
その熱量は「水1gの温度を1℃上昇させるためには、4.2Jの熱量が必要」という関係より、
〔与えられた熱量[J]〕= 4.2 ×〔水の質量[g]〕×〔水の上昇温度〔℃〕〕
という式が得られます。
また、水を温度上昇させるために、電熱線を使って熱量を与える問題が多いです。
 電熱線に電流が流れると発熱して、熱量が水に与えられます。
 このとき、熱の一部は外部へ逃げてしまうはずなので、
 〔電流による発熱量〕≧〔水が得た熱量〕という関係になります。
 (〔電熱線の電力[W]〕×〔時間[s]〕≧4.2 ×〔水の質量[g]〕×〔水の上昇温度〔℃〕)
問題によっては、「電熱線による発熱は、すべて水の温度上昇に使われる」と注意書きがあります。
 この場合は、〔電流による発熱量〕=〔水が得た熱量〕として考えましょう。
【直列回路と並列回路における発熱量】
 ・直列回路の場合
 電力は抵抗の大きさに比例し、発熱量は電力の大きさに比例します。
 このことから、各電熱線の発熱量の比は「各電熱線の抵抗の大きさの比」に等しくなります。
・並列回路の場合
 電力は抵抗の大きさに反比例し、発熱量は電力の大きさに比例します。
 このことから、各電熱線の発熱量の比は「各電熱線の抵抗の大きさの逆数の比」に等しくなります。
 <補足>
熱量の単位には、「カロリー[cal]」が使われることがあります。
「1[cal]は、水1gの温度を1℃上昇させるのに必要な熱量」と定義されています。
カロリーとジュールの関係で言えば、1[cal]=約4.2[J]となります。
熱量の単位には、「カロリー[cal]」が使われることがあります。
「1[cal]は、水1gの温度を1℃上昇させるのに必要な熱量」と定義されています。
カロリーとジュールの関係で言えば、1[cal]=約4.2[J]となります。
問題によって、どちらの単位が使われているのかに注意しましょう。
 <まとめ>
・「水1gの温度を1℃上昇させるためには、4.2Jの熱量」が必要
・〔与えられた熱量[J]〕= 4.2 ×〔水の質量[g]〕×〔水の上昇温度[℃]〕
・〔電流による発熱量〕≧〔水が得た熱量〕
・「水1gの温度を1℃上昇させるためには、4.2Jの熱量」が必要
・〔与えられた熱量[J]〕= 4.2 ×〔水の質量[g]〕×〔水の上昇温度[℃]〕
・〔電流による発熱量〕≧〔水が得た熱量〕
 
| ※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります | 
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