中2理科:静電気

<ポイント>
・異なる2種類の物質を摩擦したときに帯びる電気を静電気という
・「電気を帯びる」ことを帯電という
・静電気には、+の電気と−の電気がある
(1)静電気
異なる2種類の物質を摩擦する、つまり違う素材のものを摩擦すると電気を帯びます。
「電気を帯びる」ことを帯電といい、この電気のことを静電気といいます。

(2)静電気が生まれる理由
電気には、+の電気と−の電気があります。
ふつう、物体は+、−の電気のつりあいが取れている状態で、かたよりはありません。
しかし摩擦によって、−の電気が移動することで「(それぞれの物質において)電気の種類のかたより」ができてしまいます。

図で確認すると、もともとは+、−のつりあいが取れている。
静電気1
これらを摩擦すると、−の電気が移動して、帯電します。
静電気2
このとき、「−の電気が移っていった方が、−に帯電」し、「もう片方は+に帯電」します。
「どちらか一方だけが帯電するのではない」ということです。

<補足>
上の説明で出てきた「−の電気」の正体は電子です。
電子はすべての原子に含まれているもので、この電子のやり取りしています。
詳しくは、中3の化学で習います。
<まとめ>
・異なる2種類の物質を摩擦したときに帯びる電気を静電気という
・「電気を帯びる」ことを帯電という
・静電気には、+の電気と−の電気がある

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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