中2理科:直流と交流

<ポイント>
・「一定方向に流れる電流」を直流という
・「流れる向きと大きさが一定周期で変化する電流」を交流という
・交流の電圧は変圧器を用いて変化させることができる
(1)直流
「一定方向に流れる電流」を直流、または直流電流といいます。
乾電池などの電源を使う場合の電流はこれです。
(電流の大きさが変化しても、流れる向きが一定であれば直流となります)

(2)交流
「流れる向きと大きさが一定周期で変化する電流」を交流、または交流電流といいます。
家庭用電源(壁にあるコンセント)から流れる電流は交流です。

交流の電流は向きが変化しながら流れていますが、「1秒間に同じ方向に流れる回数」を「(交流の)周波数」といいます。
日本では、西日本と東日本で周波数に違いがあります。
〔参考〕西日本:60Hz / 東日本:50Hz

(3)交流の利点
交流の利点は、「電圧を変化させることができる」ことです。
発電所から高い電圧で送られてきたものを、家庭に届ける際には電圧を低くします。
この「電圧を変化させる」ために、変圧器を用いています。

<補足>
変圧器は、「輪っかになった鉄芯の両端にコイルをそれぞれ巻き付けたつくり」をしています。
つまり、電磁誘導の仕組みを利用して、電圧を変えているわけです。
コイルの巻き数を調整することで、電圧の大きさを調整します。
<まとめ>
・「一定方向に流れる電流」を直流という
・「流れる向きと大きさが一定周期で変化する電流」を交流という
・交流の電圧は変圧器を用いて変化させることができる

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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