中2理科:電流・電流計

<ポイント>
・「回路に流れる電気」のことを電流という
・電流の大きさを測定する器具を電流計という
・電流計は「電流の大きさを調べたい点」に直列につなぐ
「回路に流れる電気」のことを電流といいます。

電流の大きさを表す単位は アンペア[A] または ミリアンペア[mA] です。
「ミリ」は 1/1000 という意味なので、【 1A = 1000mA 】となります。
( 1mA = 0.001A ともいえる)

この電流の大きさを調べる器具を電流計といいます。
電流計は下図のように、「電流の大きさを調べたい点」に直列につなぎます。

イメージとしては、電流を測定したい部分で回路を切って、
回路の+側の導線を電流計の+端子に、回路の−側の導線を電流計の−端子につなぎます。
電流計を含む回路図

また、電流計の端子に接続するときは、
回路の+側の導線を電流計の+端子に接続
回路の−側の導線を電流計の右端の−端子に接続
(−端子に表示されている数値は、測定できる最大の電流の値なので、その最大値を超えないようにするため)
③電流計の針があまり振れず、値を読み取れないようであれば順に左側の−端子につないでいく
※目盛りを読み取るとき、最小目盛りの 1/10 の値まで読むこと。

(なお、電圧計の場合は並列につなぎます)
電流計端子

<補足>
電流計に似た計器に、検流計があります。
「検流計は電流計の一種」で、非常に小さい電流の流れを測ることができる計器です。
それぞれの使う目的が異なっていて、電流計は「電流の大きさを測る」ために使い、検流計は「電流が流れているかどうかを調べる」ために使います。

なお、検流計の針は「電流の流れる方向」によって、振れる向きが変わります。
+極から電流が流れ込むと、(中央より)右に針が振れ、
-極から電流が流れ込むと、(中央より)左に針が振れます。

このような性質があるため、電磁誘導の実験に用いられます。

<まとめ>
・「回路に流れる電気」のことを電流という
・電流の大きさを測定する器具を電流計という
・電流計は「電流の大きさを調べたい点」に直列につなぐ

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

当サイト及びアプリは、上記の企業様のご協力、及び、広告収入により、無料で提供されています