中2理科:高圧帯と低圧帯

<ポイント>
・地球上では緯度によって、高圧帯と低圧帯がある
・下降気流によって「気圧が高くなる」部分を高圧帯という
・上昇気流によって「気圧が低くなる」部分を低圧帯という
地球上では緯度によって、高圧帯と低圧帯があります。
高圧帯と低圧帯があることで、地球上の空気が循環しているということです。

下降気流によって「気圧が高くなる」部分を高圧帯といい、上昇気流によって「気圧が低くなる」部分を低圧帯といいます。
緯度ごとに気流の向きがおおよそ決まっているので、高圧帯・低圧帯の位置も決まっています。

高圧帯と低圧帯

(1)赤道低圧帯
赤道付近では、太陽の光が特に強く当たって空気が暖められて上昇気流が発生するため、気圧が低くなりやすい。

(2)亜熱帯高圧帯中緯度高圧帯
緯度30°付近では下降気流が発生するため、気圧が高くなりやすい。
(「赤道低圧帯での上昇気流の空気が、ちょうど下に向かって戻ってくる」イメージ)

(3)高緯度低圧帯
緯度60°付近では、上昇気流によって、気圧が低くなりやすい。

(4)極高圧帯
北極・南極付近では、下降気流によって、気圧が高くなりやすい。

また、緯度が0〜30°の地域を低緯度帯といい、地表付近では東寄りの風である貿易風が吹いています。
緯度が30〜60°の地域を中緯度帯といい、上空では西→東に向かって偏西風が吹いています。
(日本は中緯度帯に入っています)

<補足>
「気流」と「風」は、両方とも大気(空気)の流れを表す言葉ですが、
その大気の流れの向きによって、使い分けています。
気流:大気の上下方向の流れ
:大気の水平方向の流れ
<まとめ>
・地球上では緯度によって、高圧帯と低圧帯がある
・下降気流によって「気圧が高くなる」部分を高圧帯という
・上昇気流によって「気圧が低くなる」部分を低圧帯という

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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