中2理科:高気圧・低気圧

<ポイント>
・高気圧の中心付近では下降気流が起こっていて、右回りに風が吹き出す
・低気圧の中心付近では上昇気流が起こっていて、左回りに風が吹き込む
・高気圧付近では天気が良く、低気圧付近では天気が悪い
地球の各地で、高気圧の部分、低気圧の部分があります。
それぞれの位置は絶えずゆっくりと変わっていて、その原因は「太陽から届く日光」にあります。
日光によって地表付近の温度が上がり、上昇気流が起こります。そうすると、低気圧ができ、その逆の現象で高気圧ができます。

それぞれの特徴を整理して、覚えておきましょう。
高気圧と低気圧
(1)高気圧
・中心付近では下降気流が起こっている(気温が低い)
・中心から右回り(時計回り)に風が吹き出す(北半球の場合)
・下降気流が起こっているため、雲ができにくく天気が良い

(2)低気圧
・中心付近では上昇気流が起こっている(気温が高い)
・中心に向かって左回り(半時計回り)に風が吹き込む(北半球の場合)
・上昇気流が起こっているため、雲ができやすく天気が悪い

ただし、「高気圧・低気圧における風の向きは北半球と南半球では逆回りになっている」ことに注意。

南半球では、
・高気圧:中心から左回り(反時計回り)に風が吹き出す
・低気圧:中心に向かって右回り(時計回り)に風が吹き込む

<補足>
上の図でも示した通り、「地表付近と上空での空気の流れは逆向き」になっています。
地表付近では、高気圧→低気圧の方へ空気が流れていきますが、上空ではその逆になります。
低気圧部分で上昇気流が起こり、高気圧部分で下降気流が起こっているため、
上空での空気の流れは「低気圧→高気圧の方へ空気が流れる」ことになります。
<まとめ>
・高気圧の中心付近では下降気流が起こっていて、右回りに風が吹き出す
・低気圧の中心付近では上昇気流が起こっていて、左回りに風が吹き込む
・高気圧付近では天気が良く、低気圧付近では天気が悪い

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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